「学園だより」は、2025年6月発行の213号より、これまでの冊子版からウェブ版へ大幅にリニューアルしました。どなたでも楽しんでいただける内容ですので、ぜひご覧ください。
1.巻頭言
so米直播挨拶

春の訪れとともに皆さんを弘前大学にお迎えしてから、早くも2か月が経とうとしています。この間、新たな環境に適応しようと、日々努力を重ねてこられたことと思います。講義やサークル活動、アルバイト、そして寮や下宿での新生活など、大so米直播活は多くの希望に満ちている一方で、不安や戸惑いもあったのではないでしょうか。「理想と現実のギャップに悩んでいる」、「思い描いていたso米直播生活と違って不安だ」と感じている方がいても、それは決して珍しいことではありません。それは多くの新入生が通る試練であり、ごく自然な過程です。他の誰かと比べて焦る必要はありません。大切なのは、自分自身のペースで大so米直播活に慣れていくことです。
辛かった受験勉強は、「正解を当てるゲーム」とも言えるものでした。皆さんは答えのある問いに対して、いかに効率よく正解を導き出すかが求められました。しかし、大学での学びはそれとは大きく異なります。何を学び、どう学び、それをどう活かすか、それらを自ら考えながら取り組むことが求められます。“受験脳”から脱却し、間違いを恐れず、正解のない世界に飛び込む勇気を持ってください。自分の好奇心や違和感を大切にし、誰かの答えではなく、「自分だけの問いと答え」を見つけてほしいと願っています。
大so米直播活は、学問を深める場であると同時に、自己を確立し、社会と接点を持つ大切な期間でもあります。講義での学びに加え、サークル活動やボランティア、アルバイトなど、課外活動を通して得られる経験は、知識とは異なる「人間としての学び」をもたらします。たとえば、サークル活動では仲間との協働を、時には対立や調整を通して、人との関わり方を学ぶことができます。アルバイトでは、社会の一員としての責任や、働くことの意義を体感できるでしょう。また、ボランティア活動を通じて地域や社会の課題に目を向けることで、視野を広げるきっかけにもなります。こうした経験の積み重ねは、皆さんの生き方に深みと自信をもたらすはずです。
一方で、新しい生活にはストレスや悩みがつきものです。心身の不調を感じたときには、決して無理をせず、保健管理センターやso米直播特別支援室などの専門窓口に相談してください。健康と心の安定は、学びを支える大切な土台です。困ったときには、誰かに頼ることも「自立」の一つのかたちです。本学には、so米直播修学支援室やキャリアセンターといった、皆さんの学びや将来設計を支える体制が整っています。「勉強の仕方がわからない」、「将来の進路が見えない」など、悩みを感じたときこそ、早めに相談してみてください。
また、現代社会においては、情報との関わり方にも注意が必要です。SNSの活用やインターネット上での情報収集?発信においては、その真偽を見極め、慎重に行動することが求められます。自分の書き込みが他者に与える影響を意識し、責任ある情報リテラシーを身につけていきましょう。皆さんの多くは18歳を迎え、法的には「成人」としての権利と責任を有しています。自由が広がる一方で、自らの行動には責任が伴います。SNSを介した詐欺や、悪質なアルバイトの勧誘など、未熟な大so米直播を狙ったトラブルも年々増加しています。「うまい話」には必ず裏があります。不審な誘いや情報には慎重に対応し、少しでも不安を感じたときには、迷わず誰かに相談する勇気を持ってください。
4年間(医学科は6年間)の大so米直播活は、長い人生の中で最もかけがえのない時間です。しかし、その時間は驚くほど早く過ぎていきます。どうか一日一日を大切にし、悔いのない、そして思い出深い大so米直播活を送られることを、心より願っています。
特集 新学期を迎えて
学部長挨拶
人文社会科学部

弘前大学への入学、おめでとうございます。みなさんは基礎ゼミの最初のテーマで、「大学での学び」を考えたと思います。「何を学ぶかを自分で選ぶ」、「問題を解くだけでなく、自分で問題を立てる」など、高校までの勉強とのちがいに触れました。
そう。大学での学びは自由です。大so米直播は、真理の追求だけを考えて自由な学びができる特権を与えられています。そして、この特権は、みなさんが自らの人格的成長によって、かちえたものです。
初等?中等教育には多くの教育的配慮があります。大学では、「現実世界の多くの物事が良い面と悪い面の両面をもっている(たとえば、手厚い年金は高齢期の生活を保障する一方で、若年者の社会保険負担を重くしているなど)」ことは当たり前ですが、初等教育にさかのぼれば、「良いこと」と「悪いこと」が混在することはありません。良いことはほめられ、悪いことは厳格にしかられる教育になっていたはずです。これは、価値の尺度(ものさし)が確立するまでは、両義性や両面性は教えられない、との配慮が働いてのことです。大学での自由な学びは、実はみなさんの成長段階を反映したものなのです。
この特権を与えられたみなさんには、同時に、責務も考えてほしいと思います。大学で学んだことを十二分にいかして、社会で課題を解決し、新しい提案を進める人を目指すことは、大so米直播のみなさんの責務の一つでしょう。
世の中には、「ここに問題が」、「あそこにも問題が」と、問題を指摘するだけの人がいます(では始めないのが良いのかと問うと、「それは問題」と返ってきます)。しかし、「問題があるから始めない」のか「問題があるけど始める」のか、判断できることの方が重要です。また、「問題をふまえてどのようにバランスをとるか」を考えられることが重要です。物事の良い面と悪い面をみきわめて、適切にバランスをとることのできる人が、真に世界を前に進めるのです。
バランスをとるとは、どういうことでしょうか。最後に、これに関連した本を一冊挙げましょう。D. アセモグル、J.A.ロビンソン著(櫻井祐子訳)『自由の命運:国家、社会、そして狭い回廊』早川書房、2020年(アセモグル教授は、ノーベル経済学賞受賞者)。古今東西、国家(State)が機能しない社会は個人の自由と安全がおびやかされ、経済的繁栄に至ることはありません。しかし強すぎる国家は専制を生み、繁栄は頭打ちになります。国家への「足枷」を生み出した社会だけが持続的な経済的繁栄を享受できますが、このバランスをなすことは歴史上まれである――。この世界でどうバランスをとるべきか、大so米直播のみなさんが考える契機として、この本をお勧めします。
教育学部

大so米直播になられた皆さんは、「学問の道」へと歩を進められました。皆さんはこれからこの道をどのように歩き、そしていかなる到達点を目指すのでしょうか。
このタイミングでゴールの話をするのは時期尚早な気もしないではないのですが、大学を卒業して学士という学位を授与されるためには、卒業研究をまとめる必要があります。では何を研究したらよいのか、まだまだ先のことで、考えたこともない、という方も多いでしょう。
研究には「知的好奇心」が大切だといわれます。そのとおりです。すでにやりたいことが決まっている人は、ぜひそれらを大切にしてください。でも関心もテーマもないという人はどうしたらよいのでしょう。
私が大so米直播のころ、研究テーマを決める必要に迫られたとき、当時の指導教員に「嫌いなもの」を研究したらいい、といわれました。「嫌いなもの」からは「なぜ」という問いが生まれ、その答えを探究し続けることで息の長い研究ができるのだ、と。はっとしました。そして「嫌いなもの」って何だろう?と考えました。私の「大嫌いなもの」、それは学校。小中学校では体罰がはびこり、学歴競争にも意味を見いだすことができませんでした。ならば、とこの「大嫌いなもの」を研究対象にしました。
一方で「好きなもの」は案外研究の対象になりにくいように思います。私は大のプロレス好きで、研究以外の読書もそれ関連の本ばかり。でもプロレスを研究しようとは思いません(授業のネタにはしていますが)。「大好きなもの」の理由は往々にしてうまく言語化できないものです。また研究の対象になった途端に、純粋に楽しめなくなってしまうような気もします。もっとも、すぐれたプロレス研究者は多くいますから、これは単に私個人の能力の問題かもしれません。
私にとって学校は今も「嫌いなもの」であり続けています。ただしその見方は変わってきました。嫌いだと思っていたものの姿は、それを取り巻く社会のあり方に関わっているのではないか、というふうに。そしてただの「嫌い」から「どうしてそうなっているのか」という問いについて考え続けています。こうして「嫌いなもの」から出発して、それなりに長く楽しく研究することができています。
このようなテーマ設定の仕方が、すべての学問領域に当てはまるとは思いませんし、「好きなもの」を研究することを否定するつもりもありません。その一方で、生活のなかから生まれる不満や憤りが、実は研究の重要な出発点になりうるということも覚えておいてください。「嫌いなもの」から派生した問いを多くの人と共有できれば、「課題」の「解決」を指向する研究へと発展させることができます。
近い将来「何を研究したらよいかわからない」状況に陥ったとしたら、ぜひ「嫌いなもの」を探してみてください。そこから始まる、皆さんにしかできない研究がきっとあるはずです。
医学部医学科

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。4月からいよいよ大so米直播としての新生活が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか。皆さんの胸には、これから始まる医学という新たな学びへの希望と、未来の医療を担うという大きな志が満ち溢れていることと思います。
弘前大学医学部は、1944年に青森市に設立された官立青森医学専門学校を母体としています。この青森医専は終戦直前の青森大空襲で焼失し、その存続が危ぶまれた時期もありましたが、弘前市に移転することでA級医専として存続しました。1948年に弘前医科大学に昇格し、1949年には現在の弘前大学医学部となり、東北で二番目に古い国立大学医学部が誕生しました。弘前大学医学部は創立以来、地域医療の中核を担う人材を数多く輩出してきました。また、『世界に発信し、地域と共に創造する』という弘前大学のモットーのもと、多くの国際的研究も進めています。今年1月には全国800以上ある大学の中から、「地域中核?特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」25校の中の1校に採択されました。
現代社会は様々な情報であふれています。その状況下に置かれている我々は常にコスパやタイパが求められています。インターネットやAIを用いれば、教科書を開かずとも欲しい情報や結論は容易に手に入ります。事実、文部科学省が出している医学教育モデル?コア?カリキュラムの中に『医師として求められる基本的な資質?能力』の一つがinformation technology(IT: 情報?科学技術を活かす能力)であり、ここには「発展し続ける情報化社会を理解し、人工知能等の情報?科学技術を活用しながら、医学研究?医療を実践する」ということが明記されています。確かにこれからはAIを活用した診断?治療支援、研究開発、医療ビックデータ解析などが必須になることと思います。しかし、診療現場はAIで解決するものばかりではありません。患者さんとの関わり一つとっても、医師は、患者さんの抱えている病気そのものだけではなく、その心理状態、社会的背景、患者さんの将来や希望など、これらを総合的に考え、医師も患者さんと共に悩みながら診療することで、患者さん一人ひとりに寄り添った医療を提供することができるのではないでしょうか。このことは研究においてもしかりです。悩みながら試行錯誤を繰り返すことで、初めて見えてくるものもあるのです。
皆さんが学んでいく医学において、単なる知識や技術の習得にとどまらず、常に学び続けるという探求心、倫理観を持つこと、そして、すべての患者さんのために尽くしたいという強い使命感を育むことが何よりも大切だということを肝に銘じていただきたいと思います。これから始まる六年間の大so米直播活は、皆さんにとって人生の大きな転換期となるでしょう。新しい仲間、新しい環境、これまで経験したことのない大学という学びの場では、スムーズに進むことばかりではなく、戸惑い、立ち止まることも多々あるかもしれません。しかし、その一つ一つが皆さんを大きく成長させる糧となります。失敗を恐れることなく、前に進んで下さい。医学部には、様々な研究室や課外活動があり、so米直播同士の交流や学びを深める機会も豊富にあります。積極的にこれらの活動に参加することで、生涯にわたるかけがえのない仲間と出会い、視野を広げることができると思います。
この自然豊かな弘前でのso米直播生活の中で、皆さんが社会に貢献できる医療人として大きく成長することを心から願っています。最後に、皆さんの今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
医学部保健学科

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
弘前大学での夢と希望に満ちた大so米直播活に期待をしていることと思います。新学期に教室でお会いする皆さんの立派な顔を見て、しっかり勉強してきたことが伺えます。この4年間は学業に取り組むことが本分になりますが、卒業後に社会生活を営むうえで必要な心の鍛錬に取り組む期間でもあります。人は日々知らず知らずのうちに、おのがじし様々な選択と意志決定をしながら長い人生行路を歩んでいきます。その選択には人生の岐路ともなる大きなものから、日々の些細と思われるものまで様々です。どの年代の人も振り返るとこれまでの行路の跡が見えます。『新古今和歌集』から、
花さそふ比良の山風吹きにけり 漕ぎ行く舟のあと見ゆるまで 宮内卿
私の行路はこれまで60年ほどですが、ジグザグになっているものの、その行路を俯瞰すると一本の道筋が見えます。そして、そのジグザグの変曲点には意思決定した跡が残ってあり、あっちに転び、こっちに転びながらも社会生活を営む自分が心の中の自分に相談した記憶が刻まれています。
さて、社会生活を営む中で、どうしようか、と悩むことがあります。大きいことから小さいことまで様々です。いろいろな方に相談しても最終的には自分で決定する必要があります。その時に登場してきて親身に相談にのってくれるのが心の中の自分です。利害や忖度なしに真に自分のために一生懸命に相談にのってくれます。その回答に納得できないときは何度も何度も考えてくれる本当に頼りになる存在です。皆さんはどうでしょうか。
これから社会に巣立つ前に送る大so米直播活の4年間は、そんな心の中の自分を鍛える貴重な期間になると思います。これまで大学に入学するために勉強を続けてきたと思いますが、今はゆっくりと自分に向き合って考える時間があるはずです。では、信頼できる心の中の自分を鍛えるために何をするとよいか。入学してからすぐに学ぶ教養教育では、人文科学、社会科学、自然科学と長い歴史の中で生き抜いてきた充実した学問分野の科目がたくさんあります。高校で学んで興味のある内容、自らの琴線に触れる内容のみならず、様々な科目に触れてみてください。そして、自分なりに消化して引き出しに入れておきましょう。きっと将来、目の前の問題を解決するための大きな支えとして役立つときがあるはずです。これからの大so米直播活が有意義なものになることを願っております。
医学部心理支援科学科

このたびは弘前大学にご入学、おめでとうございます。新入生の皆様の新たな学びの門出を心より祝福いたします。希望に満ちたキャンパスライフが今まさに始まったばかりですね。
令和7年度は、弘前大学医学部に心理支援科学科が設置されて6年目、大学院保健学研究科に修士課程が設置されて2年目にあたり、第1期生が公認心理師国家試験に挑む節目の年となりました。一期生が地域社会に心理専門職として第一歩を力強く踏み出せるよう、so米直播一同、全力でサポートしています。新入生の皆さんも先輩方に続き、ぜひ仲間に加わってください。
大学では知識の獲得と同時に、多様な価値観をもつ仲間と出会い、切磋琢磨することが何よりの財産となります。勉強だけでなく、部活動やサークル、アルバイトも大学時代の大切な思い出となり、そこで出会った友人とは卒業後も続く、長い人生の中で励まし合うかけがえのない友情が芽生えることでしょう。
自己肯定感とは、自分自身を肯定的に受け入れ、自分は価値ある存在だと感じられる心の状態です。新しい環境では失敗や戸惑いもあると思いますが、自己肯定感があれば挑戦を恐れず、失敗から学ぶ力が育まれます。日々の小さな成功体験や、友人?so米直播などの周囲の人々からのフィードバックを通じて少しずつ自己肯定感を高めていってください。自分を認めることは、他者を理解?尊重する第一歩でもあります。
二十歳前後の皆さんは、so米直播生活や将来への期待と同時に、不安や悩みを抱えることもあるでしょう。しかし、それらをひとりで抱え込む必要はありません。so米直播やso米直播相談窓口など、大学のサポートを遠慮なく利用してください。心の健康は学びの原動力であり、日々、安心して学び続けるための土台となります。また、弘前は歴史ある城下町で、四季折々の美しい風景がキャンパスを彩ります。豊かな自然の中で過ごす時間が、皆さんのリフレッシュと学びの助けになるはずです。
最後に、皆さんが安心して挑戦し、成長できる環境づくりにso米直播が一丸となって取り組んでいきます。互いに支え合い、励まし合いながら、充実したキャンパスライフをともにつくり上げましょう。改めて、ご入学おめでとうございます。
理工学部

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
入学から約3ヶ月が経ちましたが、so米直播生活のリズムは整ってきましたか。大so米直播活の最初の数ヶ月は、新しい環境や授業に慣れる大切な時期です。もし、まだ慣れないことがあっても、焦らずに自分のペースで進んでください。慣れるまでには時間がかかることもありますが、自分を大切にしながら一歩ずつ進んでいきましょう。
理工学部では、3年次後期または4年次から研究室に配属され、卒業研究に取り組むことになります。研究室では、教養科目から専門科目までの知識を総合的に活用しながら、特定の課題に関する文献の読解や、実験?調査手法を学びます。そして、その課題について、解決すべき問題や考慮すべき条件を論理的に整理?分析し、解決方法を立案します。さらに、期限や進捗状況を踏まえつつ、実験や調査を通じて課題の解明に取り組み、その成果をまとめていきます。
研究は非常に創造的で刺激的な活動ですが、取り組むうえでは心身のバランスを保つことが大切です。週末や長期休暇を活用して、自分に合ったリフレッシュ方法を見つけてください。また、一人で抱えきれない不安や悩みがあるときは、友人やso米直播、保健管理センターなど、学内の相談窓口を積極的に活用しましょう。あなたは一人で悩む必要はありません。
皆さんはこれまで、大学に入学するために多くの努力を重ねてきたことと思います。高校までの学びは、大学受験のためだけでなく、大学での学問を支える基礎を築くための大切な過程でもありました。大学では、それまでに培ってきた基礎を大切にしながら、新たな学問体系に積極的に挑戦していってほしいと思います。専門分野の学びを通して、学問に共通する基礎的な考え方や、それぞれの分野における深い理解を楽しみながら身につけてください。
大学での学びは、知的好奇心を満たし新たな知識を得るだけでなく、それを社会に活かす力を養うことを目的としています。皆さんが本学で専門分野の知識を深め、自らの未来を切り拓いていくことを心から期待しています。挑戦を恐れず、未知の世界にも果敢に飛び込んでください。そして、so米直播生活を存分に楽しみながら、自分自身を大きく成長させる機会として活用してください。
弘前大学理工学部は、理学と工学の融合教育を目指して設置されました。これは、他の国立大学に先駆ける先進的な取り組みです。実際に、科学者や技術者が最先端の研究開発に取り組む際には、自身のアプローチが理学的か工学的かを意識することは少なく、理学と工学の枠を超えた統合的な視点から、社会課題の解決に取り組むことが求められます。こうした融合教育を通じて、複雑かつ多様化する現代社会の課題に対して、的確な解決策を見出す力を養うことができます。
なお、理工学部および大学院理工学研究科では、高度な情報技術や半導体分野における専門人材の育成を一層強化し、皆さんが将来、より幅広い分野で活躍できるよう取り組んでいます。今後のさらなる発展にぜひご期待ください。
皆さんのこれからのso米直播生活が実り多いものとなることを、心よりお祈り申し上げます。新たな知識や経験を積み重ね、多くの仲間と共に学び、共に成長していく日々を楽しみにしています。
改めまして、新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。これからの大so米直播活が充実し、意義深いものとなるよう願っています。so米直播一同、皆さんの学びと成長を全力でサポートしてまいります。どうか自信を持って、一歩一歩前へ進んでください。
農so米直播命科学部

新入生の皆さん、大so米直播という新しい生活パターンには慣れてきましたか?授業はもちろんのことサークル活動などなど、高校の時に考えていた以上に忙しい日々になっているのではないでしょうか?
与えられる制約が少なくなって、自分自身で様々なことを決めていく必要もあり、ついついオーバーロードになりがちな人もいますので、そんな感じがしたら自分自身とよく相談してください。一方で新しい挑戦をすることは、自身の能力を高めることにつながります。皆さんはすべて「未来を拓く人」となります。大統領やノーベル賞学者ではなくともです。
私が大so米直播だった1980年代は高度成長期が終わり、バブル景気に巻き込まれる時代でした。一見華やかなようですが、でもまだ携帯電話やテレビ電話(今はそうは言わないですね)、デジカメやノートPC はありません。青森には新幹線も原子力発電所もなく、東京ディズニーランドが開園したころでした。当時からすると現在は夢のような進歩ですが、今あげたすべてのものは、誰かが発明したり、発見したものを、次に改良、みんなが使えるように、すべて「誰か」がなにかをやっています。時代が進むときには新たな世代の仕事が次の時代を作り上げてゆきます。またどんな有名人にもその人の親や先生はいます。先生という職業は人を作るという意味ですごく大きな影響力を持ちます。どんな職業についても、みんながプロフェッショナルとして力を発揮するからこそ社会は成立します。
大so米直播の時間はそのための助走期間です。そしていろいろな失敗も許される時間で、そのありがたさは年を取ってから気づくことでしょう。いろいろな挑戦を続けることで、今の自分とは違う能力が自然と備わってきます。4年間はあっという間ですので、1日1日を大切に過ごしてほしいと思います。
今冬の雪は多くには本稿を書いている5月半ばでもまだ山には密度の高い雪が残っています。津軽名産のリンゴの樹はずいぶんと大きな被害があり、今年の生産量も心配な状況です。豪雪もまた温暖化のなせる業で、冬の日本海の水蒸気量が増えているために起きているようです。農業などの一次産業は、気候と密接な関係にあり、昨今の米不足や野菜の高騰、海ではサケなどの不漁も無関係ではありません。農学はこのような食や環境に幅広くかかわり、生命科学は生物のメカニズムや環境適応など生き物にかかわるあらゆることを解明する分野になります。気候変動は単に猛暑や雨や雪の降り方の変化だけではなく、地球上に生息する生物すべてに影響し、それは食料となる農産物や水産物ひいては生態系全体を変えてしまう可能性があります。農so米直播命科学は非常に幅の広い分野です。皆さんがそれぞれやりたいことを見つけて、未来を拓く人になることを期待しています。
3.新入生挨拶
人文社会科学部

弘前大学に入学して早くも一ヶ月経ちましたが、不安でいっぱいだったso米直播生活から充実したso米直播生活に変化していると日々感じています。
大学の講義が始まる前は、講義内容に自分がついていけるのか、90分も集中していられるのか不安でした。しかし、高校とは違い、自分で履修登録をし、自分が興味のある講義を受けられるため毎日講義を受けられることが楽しいと思うようになりました。勉強が苦手だった自分にとって楽しいという感情を抱けることが大so米直播になって初めてのうれしい出来事となりました。
正直、私は将来自分が何をしたいか、何になりたいかということについて明確な答えを出せずにいました。ですが、大so米直播活を送っていると少しずつ自分のやりたいことを見つけていっている気がします。一度しかない人生なので、挑戦を恐れず、様々な活動に積極的に参加し、自分自身の可能性を広げていきたいと思っています。
弘前大学での新たな生活を通じて、多くの経験と学びを重ねるごとに充実したso米直播生活を送ることができています。この新しい旅立ちが、私にとって素晴らしい未来への第一歩となるような大so米直播活を送っていきたいです。

高校生だった頃の勉強三昧の忙しさから一変、新たな忙しさがまた降りかかっています。実家を離れて1人暮らしを始めた私は、毎日の家事から各種手続きまで今までは両親に頼り切っていたことを自分でやらなければならず、いかに両親の手助けが大きなものだったかを思い知りました。
講義はより専門的なものも増え、学ぶ楽しみも感じています。人文社会科学部社会経営課程では前期の成績がコース選択に影響することもあり、特に意欲を持って大学に通うことができています。
大学では簿記、TOEIC、そして在学中に叶うかは分かりませんが公認会計士の資格を取得するために勉強していますが、資格の受験の申し込みのサポートも手厚く、素晴らしい環境に感謝しています。
これからどんな大so米直播活が待っているのか楽しみでなりません。
教育学部

弘前大学に入学してから、早くも一か月が経ちました。入学した当初はとても慌ただしく、初めてのことに戸惑うこともありましたが、授業やサークルを通して知り合った仲間たちとともに楽しい日々を送っています。
大学の講義は1コマ90分と高校の授業より長く、初めの頃は最後までついていけるか不安もありました。しかし、講義では高度な内容やユニークな分野を学ぶことができ、とても楽しく受けられています。高校で学んだ学問について理解を深めるのはもちろん、初めて知る学問でも自由に選べるのが大学で学ぶことの良さだと思います。
また私が大so米直播になって思ったことは、大学は自由な場所であるということです。しかし、自由であることには、当然責任も伴ってきます。大学での4年間を充実したものにするか、漠然と過ごしていくかは自分次第だということでもあると感じました。
充実した4年間を過ごすために、授業、サークルや部活動に一生懸命取り組むのはもちろん、ボランティア等の課外活動にも積極的に取り組み、たくさんの学びを得られるように行動していきたいです。弘前大学で過ごす毎日を大切にし、かけがえのない4年間を作り上げたいと思います。

桜が咲く前に入学式を終え、早くも1か月が過ぎました。私たちにまず訪れた試練は履修登録でした。先輩方に助けてもらって履修登録を終えた後も、ガイダンスや広い校舎、慣れない一人暮らしに追われているうちに、桜は満開を迎え、その美しさに魅了された日々を思い出します。
弘前大学を調べ、知っていく中で、「ここでなら自分の理想の養護教諭を目指せる。ここに入学したい。」と心に決めました。そんな憧れがあった弘前大学の一員になれた今、講義時間は長く、専門的で難しい内容も多く、大変なことは少なくありませんが、自分の学びたい事を中心に学べる楽しさや、目標に向かって進んでいると実感できる嬉しさがあります。
しかし、弘前大学への入学はあくまで通過点であり、ゴールではありません。私は養護教諭になるという目標をもってここに来ましたが、まだ自分が養護教諭として働いている姿が想像できず不安がいっぱいです。だからこそ、講義や実習をただこなすのでなく、学習内容を深めたり、自分から新しい事に挑戦したりしたいです。沢山の人と関わりながら弘前大学でできる最大限の学びと経験を積み重ねたいと思います。
医学部医学科

弘前大学に入学して早くも1ヶ月が経ち、高校生の時とは大きく変わった生活にもようやく慣れてきたように思います。弘前で生まれ育った私にとって市外から来た友人の青森や弘前に対する反応は大変興味深く刺激的な毎日を過ごしています。大so米直播になってから自由に使える時間が増えたので部活やサークル、アルバイト、資格の勉強などいろいろなことに挑戦し、自由の中でも言動に責任を持って弘前大学での6年間を有意義に過ごしたいと思います。
医師になるためにようやくスタートラインに立てたという喜びを感じながら、友人と医学の基礎を学び自然と将来の自分について考える時間が多くなりました。特に臨床医学入門の講義で行われた自己紹介と理想の医師像の発表では仲間の熱い思いを知りました。これから6年間、まず自分はどんな人なのか性格や傾向を把握し医師とは何か、自分が目指すべきものは何かを探すために、講義や実習では医学に関する知識や技術を身につけて、部活やサークル、アルバイトなどでは人との繋がりを大切にしてコミュニケーション能力をあげたり礼儀やマナーを学んだりしたいと思っています。弘前大学を卒業するときに人として成長したと胸を張って言えるような大so米直播生活にします。

私は岩手県の福岡高校から来ましたが、医学部に先輩や同級生はおらず、新しい環境に馴染めるか心配でした。しかし、周りの環境に恵まれ、友達や先輩と花見や食事をしたり、ゴルフをしたりと毎日が刺激的でとても楽しく生活できています。私の周りには、関西から来た人や浪人して入った人、別の大学で仮面浪人して入った人など本当に様々な人がいます。出身も経歴も多種多様な人達と一緒にこれから6年間学んでいくことが楽しみです。
長い間、青森県には平均寿命が短いという課題があります。そうした背景には食習慣や運動習慣など様々ありますが、私が医師として病気の予防の大切さを伝え、習慣を改めてもらうことで今よりも皆が健康で明るい地域社会を作り上げていきたいです。そのためには医学の知識だけでなく、皆さんの生の声を傾聴する力、相手に分かりやすく伝える力、相手と楽しく会話をする力など、コミュニケーション能力は不可欠です。部活動やアルバイト、様々な講義や実習を通してコミュニケーション能力を高めていきたいです。
これから6年間楽しいことばかりではありませんが、仲間と切磋琢磨し合いながら医師としての力を少しずつ身につけていきたいと思います。
医学部保健学科

弘前大学に入学して、早くも1ヶ月が経ちました。新天地での一人暮らしと今までとは大きく環境が変わり慣れない日々が続いていましたが、大学での講義の受け方やメールでの課題の提出の仕方など少しずつ覚えてきて、4月に比べたら新生活に少しだけ慣れたように感じます。
大学では高校までの生活とは異なり自分で受ける講義を選択したり、自由な時間が増え課題をやったり、友達と遊んだり、趣味に没頭したりと自主的に活動する時間が増えました。ただ自由な時間が増えた一方、健康的でない生活を送ってしまうことも増えており、そこは改善していきたいと考えています。
大so米直播活ではなにか目標を持って過ごしていきたいなと思っています。具体的に何を頑張るかなどはまだ決まってませんが例えば学業ではTOEICなどの試験や資格の取得、あとはサークルやバイトなどもやってみたいなと考えています。せっかくの大so米直播活の4年間を何もせずに過ごしてしまうのはもったいないので、まだ始まって1ヶ月の今から新しいことにも挑戦して充実した大so米直播活を過ごしていきたいです。また、将来社会に出たときに役に立つ知識、技能の取得やコミュニケーションスキルを磨いていきたいです。

弘前大学の一員として新たな一歩を踏み出せて本当に嬉しく思っています。長かった受験が終わり、ほっとしたと同時に新しい環境に慣れていけるかといった不安が多くありますが、新しい友達や経験がこれからできると思うと楽しみでいっぱいです。
大学の授業は専門性が高くなり覚えることが多くて大変になるとは思いますが、自分の目標である臨床検査技師になるために気を引き締めて学業に専念していきたいです。
また勉強を頑張るとともに、サークル活動やイベントに積極的に参加して人との出会いや経験を大切にしていきたいと考えています。大学では多様な学問を志す人が集まっているので多くの人と関わっていく中で自分の視野を広げられたらいいなと思います。
そのほかに、私は在学中に留学を経験して語学力を身につけたいと考えています。異なる文化に触れ、様々な価値観を理解して柔軟な視点で物事を見れるようにしていきたいです。
学業やサークル、留学などいろいろな活動ができるようにするため生活リズムを崩さず、十分な睡眠、食事にも気を配り健康的な毎日を意識して、あっという間に過ぎていくであろう4年間を充実できるように生活をしていこうと思います。
理工学部

弘前に到着した時、まだ雪が残っていた。道や芝生、屋根を覆っていた雪は雪が大好きな私の心に、その時初めての青森県を自分のものとして見せてくれた。
その時から一か月が経った今は雪はもう溶けているが、いまだに毎日雪を好きなだけ眺められるところがある。岩木山の頂上だ。弘前へ向いながら、新幹線の窓から岩木山が突然視界に入った時、あまりの大きさにびっくりした。環太平洋火山帯に住んでいる日本人は高い山に慣れているようなのでこの点においては意外と共感されにくいかもしれないが、私にとって岩木山は本当に感動的な存在なのだ。
入学する前、日本人の年上の友達が大so米直播になろうとしている私を見て「いいな~」と羨ましがっていたが、彼らのその気持ちを理解できなかった。なぜなら、私の母国では教養科目も、サークルも全然盛んではなく、大学はただの高校より真面目で、難しいバージョンとして見られているからだ。
しかし、弘前大学に入って、数学や物理学について学ぶ上に、音声学、作曲、食品と薬の関係という、私の専門分野とかけ離れた話題について学び、その知識を実践し、またジャズサークルで毎週エレキベースを弾きに行ったり、数学クラブで上級生と一緒に数学について議論したり、珍味試食サークルで虫などの珍しい食材を食べてみたりするうちに、日本の大so米直播の生活は充実しているものだということが分かり、友達の気持ちが理解できるようになってきた。
来日する前は日本人に疎外されると言われてきたが、実際はそんなことは一切なく、むしろ皆興味深そうに話しかけて来てくれる。外国人なのに日本人に何の反発もなく受け入れられたと感じる。これに対する感謝を心からお伝えしたいと思う。

弘前大学に入学して約1ヶ月が経ちました。地元とはいえ、はじめは不安だらけだった大so米直播活にも少しずつ慣れてきたところです。空きコマに友達と弘前のおいしいお店を探すことがあるのですが、今まで気づいていなかった弘前の魅力に触れるたび、なんだか嬉しい気持ちになります。
授業では高校との違いに戸惑うこともありますが、自分の将来学びたいこと?やりたいことへ近づいているように感じられるので、どの講義も楽しく受けることができています。また、学科内やサークルで友達ができたことによって、入学したての頃の1番の気がかりだった新しい交友関係を築けるのかという心配も徐々になくなってきました。相手のことを知っていく過程に楽しさを感じながらも、一人暮らしをしている友達の話を聞くと、両親への感謝を忘れてはいけないと強く思うようになりました。衣食住が揃う環境で大学に通えることを当たり前と考えずに、自立した社会人になって恩返しをしたいです。
両親をはじめとした周りの人たちからの助けを無駄にすることのないように、大学に入る意義を自分なりに明確化して能動的に学び、思い出をたくさん作ってこれからの大so米直播活を実りあるものにできるよう頑張ります。
農so米直播命科学部

この春、弘前大学に入学してから、早くも二か月が経ちました。弘前大学への進学をきっかけに、私は初めて東北地方に足を踏み入れました。新しい経験に胸を高鳴らす一方で、自らの選択に伴う責任の重さを実感しています。空が見えないほど満開に咲く弘前公園の桜、まだところどころに雪の残る岩木山、白い花を咲かせるりんごの木々——これまで見たことのない美しい景色に、思わず目を奪われました。今振り返っても、そのときの高揚感が鮮やかによみがえってきます。
その一方で、納得のいく決断をすることの難しさと、それに伴う責任も感じています。大so米直播活では、選択肢の数が増え、さらに選択を迫られる場面も多くなります。生活環境の変化の中、自分の行動や思考のバランスが崩れ、自信を持って決断することの難しさを痛感しています。それでも長い目で見て、自分にとって最善の選択ができるようになれたらいいなと思っています。
最後になりますが、豊かで美しい弘前に暮らし、同期と共に学べることを心から嬉しく思います。多様な人生経験や、それぞれの未来への思いを胸に抱きながら今を共に生きる人々に感謝し、これからの大so米直播活を一日一日、大切に味わっていきたいです。

入学し、友人に出会い、教材を買い、授業が始まり、絶景の桜を見、上に目をやればもう木々は緑に色づいていた。時間が過ぎる早さを実感し、いかに自分の大so米直播活が充実していたかに気づく。そう考える今では、自然を十分に享受できる環境に身を置けたことに喜びを感じている。
大学に入って、個性あふれる人が多いことに驚いた。入学式には、着慣れないスーツを身にまといながらも、気まずさを到底感じさせないようなヘアカラーやパーマが目に付く。それを見て、改めて自分は大so米直播になったんだと自覚させられた。いよいよ授業が始まり、先生方の講義が展開される。淡々と映る難解なスライドに頭抱える事もあるが、興味深い経験談に笑わされることもある(いろいろな人がいるな…)。食堂に行けば、多様な留so米直播たちに会う。すぐ隣には良き友人がいて、楽しい会話を交わせる(発達した大脳新皮質の賜物だ!)…そんな大so米直播活だ。
思っているより4年間はあっという間ではないかと思う。だからこそ、勉強や課外活動も充実させ、青森でしか味わえない風土に感動し、悔いなく大so米直播活を終えたい。最後に、お世話になっている両親、大学関係者の方々に感謝申し上げたい。
4.新任教員紹介


自己紹介の原稿を藪から棒に求められた。指定の分量は200字以内。困った。自分は果たして何ものだろうか、と頭を掻いた。今年度から弘大でフランス語などを教える新任教員には違いない。また、国家、入国管理局や市役所その他諸々の行政機関によって付与された「お墨付き」のアイデンティティーもある。ただ、単細胞人間の我輩とは言え、斯かる情報が人柄を把握するには足るまい。まっ、素直でないことだけはどうも確からしいが。(201字)

4月1日付けで着任しました大崎光幸です。本校は昨年度、学校創立50周年を迎え、今年度は51年目という新たな歴史を刻む年となります。今後はこれまでの歴史と実績を礎に、大学とともに、特別な教育的ニーズを有する子供のより効果的な教育活動と実証的研究に励みながら、これからの時代に必要とされ先導していく特別支援教育を担う教員の養成と育成に努めて参りたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

3月に青森県立青森第二高等養護学校長を役職定年となり、実務家教員として教職大学院に採用されました柿﨑 朗と申します。これまで経験した小学校、特別支援学校、教育行政を踏まえ、先輩方からの御指導?御助言をいただきながら、青森県の先生方のために、ひいては子供たちのために、微力ではありますがお手伝いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

この4月に、青森県立大湊高等学校教頭から実務家教員として教育学研究科に参りました。現人文社会科学部を卒業し、その後現人文社会科学研究科を修了した者として、学部は違えども母校に勤務できる喜びとともに、その責任の重さを深く感じております。青森県内各地の高等学校教育に従事した経験を生かしながら、教育学研究科の更なる発展を目指してできる限りのことに取り組んでいきたいと思っています。何卒よろしくお願いします。

2025年4月付で教職大学院に着任しました長尾悠里と申します。教育行政学を専門としております。農村部をフィールドに、学校の存否や関連制度に着目し、それが地域社会のあり方や課題とどのように関係しているのかについて、研究を重ねてきました。青森県内でも、学校や地域のあり方が問われるなか、研究や教育活動を通じて、学校や地域の課題解決に貢献できればと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

4月に着任いたしました岡田里奈です。地質学のなかの堆積学や古生物学を専門としていて、主に災害にかかわる堆積物の研究をしています。津波や洪水、噴火などの事象によって形成されたイベント堆積物の堆積構造や堆積過程、また堆積環境などの復元を行っています。地域の防災に貢献できるよう、努めていきたいと思います。また、皆様に興味を持っていただければ幸いです。どうぞよろしくおねがいします。

4月1日付で理工学研究科助教に着任いたしました。専門はコンピュータを用いた医学?生物学データの情報解析です。これまで、健康診断のデータから疾患発症のリスク因子とその因果関係を探索する研究や、顕微鏡観察で得られた動画像から細胞を自動で認識?追跡し、状態の変化を捉える研究を進めてきました。今後はso米直播の皆様とともに、多様なデータの解析に研究を展開したいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

2025年2月より着任いたしました王 森彤と申します。専門はバイオメカニクスで、筋骨格モデル解析やモーションキャプチャを用いた身体動作の解析に取り組んでいます。人の歩き方や走り方など、身体の動きを科学的に分析することが専門です。人間の動きの計測?解析に興味がある方は、ぜひ声をかけてください。皆さんと一緒に学べるのを楽しみにしています。これからよろしくお願いします。